How to 取締役 あの人を我が社の取締役にしたい!

取締役を就任させたいなら東京,大阪,名古屋,横浜,埼玉,千葉,福岡,静岡から全国まで「法人登記Aiしてnet」をご利用下さい。

一期一会とは、お茶の神様、千利休が500年もの昔から説いていらっしゃったお言葉であります。この広い世の中、人の出会いは奇跡的な巡り会わせのようなもの、二度と会えないことを覚悟して今の出会いを大切にせよという、現代の我々にも通じる本質的な教えでございます。

 

『法人登記Aiしてnet』をご覧の全国の社長様も、法人経営上、きっと様々な人々と出会う機会があることでしょう。そんなとき、「この人と一緒に経営してみたい!」という思いに駆られたことが1度や2度はあるのではないでしょうか。意を決して問うてみると、先方も満更ではない様子であったりします。

 

だったら善は急げ、思い立ったが吉日。

人の心は移ろい易いものです。さっそく意中の方に我が社の取締役になってもらいましょう。グズグズしていると、気が変わってせっかくのタイミングを失って、それこそ一期一会で終わってしまうかもしれません!!

 

とはいえ具体的にどうやって取締役になってもらえば良いのでしょうか?すぐに答えられる社長様は、全国にそうそう多くはないはずです。そこで、このページでは意中の方に我が社の取締役になってもらうための方法を解説したいと思うわけであります。

 

アルバイトやパートなど労働者を雇うのであれば、雇用契約書を取り交わせば良いのですが、取締役は労働者ではありません。正しくは雇用契約ではなく委任契約を取り交わすことになります。ただし、社長が勝手に委任契約書を作成して報酬額を決定しても法律上契約の効力は認められません。なぜならば社長もまた取締役であり、法人との委任契約の一方当事者であるに過ぎないからです。

 

もうお分かりですね。意中の人を我が社の取締役になってもらうには、意中の人と我が社(法人)との間で委任契約を結ぶ必要があるのです。しかも取締役は法人の経営を司る極めて重要なポストですから、意中の方との委任契約は社長一人で英断することはできず、出資者である株主の集会、すなわち株主総会で行わなければなりません。

となれば、社長様としては、さっそく臨時に株主総会を招集し、意中の方を取締役とする旨の選任決議を可決させていきたいところですが、焦りは禁物です。人には表の顔もあれば裏の顔もあるもの。身辺調査を念のため行うべきでしょう。そもそも取締役になれないような人を取締役に選んでしまいますと、法人の経営が転覆しかねないからです。

ではこの辺で、或る人が取締役になるまでのチェックポイントを確認していくことと致しましょう。

 

<取締役に就任するまでのチェックポイント>

社外的な要件

  ↓

欠格事由がないこと  個人であって法人でないこと
成年被後見人などでないこと 
会社法などに違反して処罰されていないこと
刑法などに違反して禁固以上に処されていないこと
兼任禁止でないこと 監査役などではないこと

社内的な要件

  ↓

定款違反がないこと 取締役を株主に限定する旨の定めなどを満たしていること
株主総会の招集手続 適法に招集がなされていること
株主総会の選任決議 適法に選任がなされていること
株主総会の就任承諾 適法に承諾がなされていること
法人登記 取締役の変更登記 2週間以内に適法に申請がなされること